子宮頸がんワクチンについて、接種の機会を逃してしまった現在高校2年生から20代半ばまでの女性を対象に、無料で接種できる「救済措置」を設ける方針を示しました。

11月の専門部会で安全性や有効性が確認されたことから、積極的な接種の呼びかけを再開することを了承しました。

12月の専門部会では、接種機会を逃した1997年から2005年度生まれの女性すべてを対象に、来年4月から3年間無料で接種できる救済措置を設ける案が示されました。対象者には、今年度中に個別でパンフレットを送り、周知される方針だそうです。

そもそも子宮頸がんは性感染症ですから、癌家系かどうかとは関係ないのです。男性が子宮頸がんになる原因ウイルスを持っていれば、性交渉の時に感染してしまいます。

若い女性の頸がんの進行は特に早く、健診を受けていても子宮を失うことになってしまったり、妊娠した時にがんが見つかり子どもと子宮を一緒に失うということもあります。
子宮頸がんに罹患する女性が増えているという統計もあります。

子宮頸がんワクチンには定期接種で認められているものが2つあります。
サーバリックスとガーダシルです。子宮頸がんに関わるヒトパピローマウイルスは15種類程度あるのですが、子宮頸がんの65%が16型と18型が原因です。特に20代では90%、30台では76%をしめます。その16型と18型の2種類が含まれています。また、ガーダシルにはがんにまではならないいぼを引き起こすタイプの1型と6型も含まれています。

当院では患者様からのご希望がなければガーダシルを使用しています。

また、定期接種には認められていませんが、ガーダシルが対応している4つの型に加え、5つの型(HPV31,33,45,52,58型)に対応している『シルガード9』が任意接種で接種可能です。

これを機に、接種を見送られた方も再度ご検討いただければと思います。

秋草産婦人科藤原小児科医院