チック症の対応についてご相談を受けることがあります。

①まばたきが多い、咳ばらいをする、鼻を鳴らす、首をすくめるなど、軽い動作のもの。

②「ん、ん」など声が出てしまう、音声のもの。

③体を大きく動かして姿勢が保てないような大きな動作のもの。

④いくつかの動作や音声が組み合わさったもの。

小さなお子様に認めるものは、①②がほとんどですね。保護者の方は気になるのですが、周囲はほとんど気にならない程度の。

なにかしらストレスがかかったり、頑張っている時期に出やすいかと思います。まだ幼いお子様に軽いチック症状が出た時は、お子さまの頑張っているサインととらえて、優しく様子を見ていただければよいのではないかと思います。

もう少し大きくなって、小学生くらいになったとき、チック症状が出たらどうしましょうか?
本人がどう感じているか聞いてみますか?「気になる?」「困ってる?」など。
「できれば止めたいなあ」と本人が感じているのなら、試してもらうといい事があります。

チック症状が出るのを、頑張って止める練習です。

口をしっかり閉じて鼻呼吸をしましょう。

鼻から3~5秒かけて吸う

2秒止める

6~8秒かけて吐く

上手にできない時は、好きなにおいをかがせながら、コツをつかんでいただくとよいです。

徐々に長くできるようになるとよいですね。

最初は1分も大変だったりするので、ゆっくり伸ばしていきましょう。

10分 ➡ 20分 ➡・・・➡1時間

時間が長くなると、症状も軽くなっていくようです。

症状がひどくならないうちに訓練できるとよいのですが、決して喧嘩にならないように。

本人が頑張っているのを応援するくらいがちょうどいいかなと思います。

当院でも一緒にやることが出来ます。

また、従来通り、内服薬による治療も行っていますので、ご相談下さい。

 

 

最初はつらいかもしれませんが

 

秋草産婦人科藤原小児科医院