冬休みの開催も、インフルエンザが猛威をふるう中、皆さまのご協力のおかげで無事開催することが出来ました。インフルエンザの影響を考えて、急遽、全てにおいてテイクアウトも可能としました。また、車でのご来場をご遠慮していただくお願いを、皆さま快くご協力いただき、大変ありがとうございました。

今回は3パターンの開催を行いましたので、それぞれの様子をご紹介いたします。

≪12月22日≫

クリスマスを意識した回になりました。保護者様もご参加OKの回です。

夏休みに参加された方々はもちろん、今回初参加の方もいらっしゃったり、夏開催は親子で来られた方が今回はお子さまだけでいらっしゃったりと、それぞれのご家庭の状況で楽しまれていました。

   

外遊びも、大縄跳び バトミントン 輪投げなどを用意しました。風も強かったのですが、さすが子どもたち、元気に楽しんでいました。

地区社協の方々、地域ボランティアの方々のご協力で事故もなく終えることが出来ました。

≪12月26日≫

子どもたちだけの回です。メニューは三色丼。

ご予約されていた方は38人だったのですが、その他予約なしで当日参加の子どもたちがぞくぞくと来場されました。『THE子ども食堂』といった雰囲気で、のびのびとした空間でした。好きなものをたべたり、友達同士でおしゃべりしたりと楽しんでいましたね。

テイクアウトも、子どもたちに詰めてもらいました。ボランティアスタッフが、「もうちょっといれたら?」と声をかけても、子どもたちは自分の食べる分として自分なりに詰めているようでした。子どもたちが、「どうしようかな?」と考えながら選択している様子は成長を感じましたし、本人も面白い経験だったのではないでしょうか。

この日は暖かくて風もなく、外遊びには絶好のお天気でした。

「子どもたちだけの回」は、「未知の回」でした。そんな不安はどこへやら、行ってみるととっても良い回となりました。ボランティアスタッフ誰もが、共通の感想でした。

子どもたちからも「楽しかった!」と声をいただき、お迎えにいらしたお母さまたちからも、「朝から、子どもだけの回だ!と、めちゃくちゃはりきってたんですよ」と言う声を頂きました。天候もよかったので、お迎えに来たお母さま同士で外でおしゃべりしている様子もありました。

PTAなどがなくなり、保護者同士が直に会って話をする機会も減っているかと思います。そんな情報交換の場にもなるんだなと改めて感じたのでした。

 

≪12月29日≫

テイクアウトのみの回です。ボランティアスタッフが詰めた『ソースとんかつ丼』を用意しました。

詰めるのはボランティアの中学生が頑張ってやってくれました。ホントにホントにお疲れさまでした。

 

今回はテイクアウトなので予約なしのお渡しは基本行いませんでした。とはいえ人数は多めにさせていただきました。また、テイクアウトと言うハードルの低さからでしょうか、初回参加の方が多くいらっしゃり、子ども支援の輪が広がるという嬉しい結果となりました。これをきっかけに、来場して食べていく子どもたちも増えてくれたらと願っています。

テイクアウトということもあり、ふじわらっこ最高人数を記録しました。皆さまご協力ありがとうございました。

夏の回、冬の回と行ってみて、良かったこと改善の余地がある事などいろいろありました。その中で、皆様に一つお伝えしたいことがあります。

こども食堂は食事を提供するレストランではなく、「子どもを支援する場所」あるいは「子どもの心と体の健やかな成長を見守る場所」とお考え下さるといいなと思います。

例えば、ふじわらっこには無限に食材があるわけではありません。こちらからも大体何個くらいならとお伝えします。保護者様方にもご提供はするのですが、まるでバイキングレストランのようにごっそり持っていかれてしまうと、その後の子どもに行き渡らなくなることがあります。

ボランティアスタッフからは、「まずは食べられる分だけ取っていってね」「まだ食べられそうだったらおかわりにおいで」と声をかけさせていただいています。保護者の方からも、「この後に来る子もいるからこのくらいにしておこうか」など、小さなお子さまに声をかけ、後から来る子たちに思いを向ける気持ちを育てていただければとも思います。

子どもたちにとって保護者の方の気持ちのゆとりは欠かせない大切なものです。子どもと向き合う時間を作る場と考えていただければ幸いです。これからも、幸せな空間に育っていきますように。

また、春休みに開催予定ですのでご参加お待ちしています!

 

 

秋草産婦人科藤原小児科医院