令和5年度から子宮頸がんワクチンが今までの2価と4価に加えて9価の公費接種が始まりました。どのワクチンにするか患者様たちが選ぶ事が出来ます。

( 9価と言うのは、子宮頸がんを発症する可能性のあるウイルス9種類が入っているワクチンと言う意味です。)

 

9価の場合の接種回数:

● 12歳から14歳の方は2回打ち (1回目から6か月以上あけて2回目接種)
● 15歳以上の方は3回打ち (1回目から2か月あけて2回目接種、1回目から6か月以上あけて3回目接種)
● 高2相当以上のキャッチアップ接種対象の方も9価対象で3回打ち可能

今までにすでに、2価や4価の子宮頸がんワクチンを打ってこられた方でも残りの接種がある場合、この後9価に続けることができます。

初回接種の方でも、1回目を4価から始めることも可能です。

以前子宮頸がんワクチンの接種が始まり、その後積極的にお勧めしなかった時期がありました。その時の結果が今出てきています。
ワクチンを打った年代の方々の子宮頸がんの発症が抑えられ、打たなかった年代の方たちのがん発症がうなぎ上りに増えています。

一度感染してしまうと、ワクチンを打っても効果がありません。

とにかく早めに接種していただくことによって感染を防ぐ事が出来ますので、12歳になられた際には、子宮頸がんワクチンの接種をお勧めしています。

接種時に調子を崩しやすい方はベッドで寝たまま接種することもできますので、お申し出ください。

秋草産婦人科藤原小児科医院