インフルエンザワクチン鼻腔内噴霧について
2024年10月、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンである「フルミスト点鼻液」が日本でも販売開始になりました。
フルミストとは鼻から噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。
日本での歴史はまだ浅いですが、欧米では20年以上前から使用されてきました。
対象年齢は2歳~18歳です。大人はできません。
左右の鼻の穴に0.1mlずつ噴霧します。
接種回数は1回だけです。
噴霧されたワクチン中の弱毒生インフルエンザウイルスは接種を受けた人の鼻やのどで
増殖します。
それにより自然にインフルエンザワクチンに感染した時と同じような形での免疫が期待できます。
なので副反応も感染したような症状が出ることがあります。
鼻水・鼻づまり(6割) 咳(3割) のどの痛み(2割) 頭痛(1割)発熱(1割未満)
接種後一定期間はインフルエンザの迅速検査で陽性を示す可能性があると言われています。
接種後1~2週間は重度の免疫不全者(抗がん剤治療をされていたり、呼吸器感染を起こすと命にかかわる可能性のある高齢者)との密接な接触は避けるようにしてください。
接種された方に、フルミストを選択した理由をお聞きすると、
- 注射が苦手だから。これは何と言っても最大の理由ですね。
 - 1年間効果があるので受験生に向いていると思ったから。
 - 自然感染を想定されており、効果がより期待されるから。
 
副反応を見ると怖くなってしまうかもしれませんが、昨年施行した先生のお話をお聞きすると副反応はほぼ認められなかったそうです。
ご希望があればお申し出ください。
							秋草産婦人科藤原小児科医院
						
						
					


                                    
                                    
                                    
                                    
 
		
		
		
		
 
 


									
				