9価の子宮頸がんワクチンについて
2023年4月1日から9価ワクチンが定期接種化されるかもしれません。
そうなると、これまで2価と4価に加えて9価の公費接種の選択肢が増えることとなります。
最近、子宮頸がんのワクチンをご希望されて来院される方が増えています。その時に、9価のお話をさせていただくと4月以降に見合わせることになる方がいらっしゃいます。私も12~14歳の女子であれば4月を待ってもいいのかな、と言う気持ちになります。
キャッチアップ接種(誕生日が1997年4月2日~206年4月げん1日の女性が対象で、2022年4月から2025年3月の3年間)の方に9価が対象となるかは言及されていませんし、感染の機会を考えると、4月まで待たない方がよさそうです。
4価に含まれるヒトパピローマウイルス16型18型が、子宮頸がんの原因の65%、更に20代で発見される80~90%を占めていますので、予防効果は十分にあると言えます。
なんとも不確定な話なので、ホームページに載せることをためらっていましたが、たびたび見合わせられる方がいらっしゃるので、一応お知らせいたします。
秋草産婦人科藤原小児科医院