日本小児科医会では「スマホに子守をさせないで!」と言うスローガンで、スマホ・ゲーム依存に対して啓発を行い続けています。

 

なぜ、そのような啓発を続けているのでしょう?

・言葉の遅れ
・問題を解決する力の低下
・他人への共感・理解・配慮への能力を伸ばせなくなる
・気持ちが不安定になる
など、色々なことが言われていますが、その先にあるのは

『死にたくなる』と言う気持ち・・・

 

守るものは『子供の命』だったのです。

 

中高生を対象にしたアンケートのデータで、1日2時間以上画面(テレビ・スマホなどの)を見ている子供たちは死にたくなるリスクが上昇すると記載があります。

(2時間で33% 5時間で48%)

 

ではどうやって守ればよいのでしょうね。

まずは、ママ、パパが主導権を持って下さい。

・2歳未満の子たちには、遠方の祖父母などのテレビ電話にとどめる。

・2歳~5歳では親子一緒に優良なコンテンツのみ、1日1時間くらい。

そして、パパ、ママも子供といるときは視線をスマホから子供に向けマホるようにしてください。

(実はネット依存は女性の方が多く認められる問題で、その先に精神的にも抑うつ・不安・不眠などの傾向が報告されています。ゲーム依存も同様です。)

 

そもそも、IT開発の本場、シリコンバレーではIT機器の使用を制限した教育が行われ、iPadで遊んでいる子供はかわいそうがられているとのこと。

大人の商業対象で、子供が犠牲になってはかわいそうなのです。

 

子どもは泣くし騒ぐし、そんなことを社会が受け入れ、「スマホを渡さない」こと。

 

まずは3歳まで頑張ってみませんか?

秋草産婦人科藤原小児科医院